Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーション スターターセット購入レビュー
最近の家電はなんでもかんでもスマート化していますが、私もその流れに乗り遅れないように、Philips HueのスマートLEDライトを購入して使ってみました。
というか、2ヶ月ほど前に購入したのですが、『なんとなく設置するのが面倒くさそう』という理由で、そのまま使わずに眠っていたので、これはいけないと思い、いい加減重い腰を上げて、正常に動作するのかどうかくらいは確認したいと思います。
目次
- Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーション スターターセット
- 機器の設置
- スマートフォンアプリで操作
- 使ってみた感想
Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーション スターターセット
購入した製品はこちらの「Philips Hue(ヒュー)ホワイトグラデーション スターターセット」という製品。
大きい箱の方がスターターセットで、右の小さい箱の方は、ブリッジがなくても照明さえあれば使えると勘違いして買ってしまった、追加用のLEDランプです。
衝動買いに近い感覚で購入したものなので、まあ、こういったミスは起きますよね。仕方ありません。
とりあえず箱を開けて
入っている機器をすべて取り出してみます。
内容物はLEDランプ×2、Hueブリッジ、スイッチ、LANケーブル、電源アダプタ、説明書。ランプは2つも入っていますね。皆さんは間違わずに最初はスターターキットを買いましょう。
スイッチはリモコン部と設置部分がマグネット式で着脱可能となっており
そのまま冷蔵庫の扉とかに設置することも可能です。
リモコンの電池はボタン電池です。
一応、追加用のランプの方も箱から出して確認。
このLEDランプ一つで3,000円前後する、決して安くない製品ですが、これを高いと思うか安いと思うかは、この後の使い勝手次第、になります。
機器の設置
というわけで、さっそく機器を設置して実際に使ってみたいと思います。
まずは、Hueブリッジに電源アダプタとLANケーブルを接続して、LANケーブルの方は自宅のルーターにつなぎます。
電源アダプタをコンセントにつないだら、ブリッジの中央が光りだすので、起動するまで待ちます。
続いてLEDランプをソケットに差し込み
電源を入れると、ランプが点灯します。
この状態で付属のスイッチで、ON/OFF、光量のアップ/ダウンの操作が可能です。
このままでもリモコンで使うことは可能ですが、細かい調整ができませんし、これではなにがスマートなのか、という感じなので、以下、スマートフォンアプリをインストールして操作してみました。
スマートフォンアプリで操作
Androidの場合、PlayストアにPhilips Hueというアプリが公開されているので、これを手持ちのスマートフォンにインストールします。
インストール後、アプリを起動すると、さっそくブリッジの検索が実行されます。
ブリッジ検出後、下記のような画面が表示されるので、ブリッジの中央にあるボタンを押します。
続いて、更新の確認が表示されるので、更新を実行します。
更新が終わると、ルームのセットアップ画面が表示されます。
ルームの作成画面で、検出されたランプにチェックを入れて、ルーム名を設定したら、保存します。
無事にルームが作成できたら、セットアップはひとまず終了。
アプリでは、ルームの一覧からON/OFF、光量の調整を行うことができ、
ルームの詳細では、照明毎に操作が可能です。
また、右上のパレットアイコンをタップすると、プリセットを選択することで、簡単に設定を切り替えることができ、
微妙な調整も可能になっています。
指定した時間に照明を点けたり消したりできるルーチンも登録することが可能。
自宅外からも操作可能ですが、その場合、「My Hue」へのログインが必要です。
今回、最初に間違ってしまった追加用のLEDランプですが、スマートフォンアプリを使って追加することができます。
以下、実際にキッチンの電球をPhilips Hueに交換してしばらく使ってみたので、その感想になります。
使ってみた感想
設置したキッチンの様子はこちら。
ちょっと分かり難いですが、電球色から昼白色に切り替えると、こんな感じです。
で、実際に使ってみた感想ですが、正直なところ、キッチンにPhilips Hueは必要ない、という結論に至りました。
最初は物珍しさもあって、嬉々として使っていたのですが、しばらくすると、意外と電源のON/OFFの切替や色合いの調整が煩雑で、スイッチ一つで切り替えていた以前に戻したくなりました。
また、Philips Hue用のスイッチを冷蔵庫の扉にマグネットで貼り付けて操作していましたが、これまで慣れ親しんだ位置にある照明のスイッチを間違って操作してしまうことが多く、早く照明を点けて作業に取り掛かりたいのにできず、もどかしい思いをすることが多かったです。
Philips HueのLEDランプは、元の電源をONにした状態で利用することが想定されており、間違って元の電源をいつもの調子でOFFにしてしまうと、せっかく設定しておいた光量や色合いがリセットされ、また初めからアプリを使って設定しなおさないといけなくなります。
もちろん、ずっと使い続けていけば慣れてくるとは思いますが、それを考慮しても、スイッチのON/OFFを頻繁に行うような部屋、今回のキッチンような場所には、Philips Hueの使用は向きません。
使ってみた分かりましたが、Philips Hueが得意とする部屋は寝室だと思います。今、住んでいるところには寝室がないので、確かめることはできませんが、多分、間違いないでしょう。
良かった点としては、意外と設定が簡単だったことです。
Hueブリッジをルーターに接続して、ランプをソケットに差し込めば、後は簡単にセットアップができたので、その点については、以前記事にしたラトックスのスマート家電コントローラよりも扱いやすかったです。
ただ、それも一長一短で、Hueブリッジはルーターとの接続が有線のみで、利用にはLANケーブルでの接続が必須になります。今回は事前に詳しく調べずに購入したので、購入後、『えっ、今時、有線のみ...なの?』と思ってしまったのは仕方がないことです。
そういったわけなので、残念ながら、購入したPhilips Hue達は、箱に戻してしばらく保管することにしました。本当はスマートスピーカー(Alexaなど)との連携も確認してみたかったのですが、それはまた次回。
引っ越しでもして、寝室ができた時、その時に再び活躍してもらいたいと思います。
それまでしばしのお別れ。
再び利用する頃には、新しい製品が出ていて、そっちに惹かれそうな気もしますが、その時はその時、ですね。