2018.5.7

NHKで放送された全ガンダム大投票の結果についての感想

先日、NHKが投票受付をしていた全ガンダム大投票の結果が公開されました。

全ガンダム大投票 40th | NHK

予想通りのものもあればそうじゃないものもあり、大変興味深いものとなっているので、投票した人や気になっている人は忘れずに確認しておきましょう。

以下は、各作品の順位やそれについての個人的な感想になります。

目次

  • アニメ作品の投票結果
  • モビルスーツ[メカ]の投票結果
  • キャラクターの投票結果
  • ガンダムソングスの投票結果
  • 最後に

アニメ作品の投票結果

アニメ作品の投票結果は、1位が機動戦士ガンダム(ファースト)、2位が機動戦士Zガンダム、3位が機動戦士ガンダムSEEDと、ほぼ順当な結果となっています。ファーストとSEEDはなんとなく分かりますが、なにげにZガンダムも人気だったんですね。

10位以内の作品については男女比や年代別の投票の割合が確認できるので、それによるとファーストとZガンダムに投票した層は40代以上の投票が多く、SEEDは20代の層からの支持が多いようです。また、SEEDに関しては女性の支持率が44%と高く、比較的、幅広い層から支持されています。SEEDってそんな女性に受けるような内容だったっけ、と思い返すと、確かにそういった要素はあったような気がします。

女性に人気の作品をピックアップすると3位の「ガンダムSEED」以外では、4位の「00(ダブルオー)」、6位の「鉄血のオルフェンズ」、9位の「ガンダムW」といった作品で女性の得票数が多いです。男女比で大体3割から4割程度。逆に10位の「0083 スターダストメモリー」は5%しか女性票が入っていないので、ガンダム作品で3、4割はかなり高い得票率ですね。

4位の00(ダブルオー)は、面白いことは面白いですが、正直、ここまで高い順位だとは思っていませんでした。

5位の逆襲のシャアは、アムロとシャアの戦いに終止符が打たれる作品です。5位までの作品なら個人的にはこの逆襲のシャアが一番好きです。

6位の鉄血のオルフェンズは、最後の終わり方で評価が分かれる作品だったので、上位に食い込むかどうか怪しいと思っていましたが、かなり健闘した位置にいます。ガンダムなのにビーム兵器がほとんど出てこず、MSの戦闘は実弾や肉弾戦ばかりで、それはそれでよかったのですが、最後の最後は飛び道具を使われてボコボコにされるという...。今、思い出してもあの終わり方はないよなぁ、というのが私の感想です。

7位はUC(ユニコーン)。宇宙世紀ガンダムシリーズの続編ものだったので、視聴前は非常に楽しみにしていた作品です。主人公のバナージリンクスの性格も相まって、最近のガンダムでは見なかった熱い展開が多く、最新鋭の機体から懐かしの機体まで勢ぞろいって感じだったのでファンには嬉しい作品でした。

8位はGガンダム。異色のガンダムですが、その人気は今も健在のようです。残念ながら私は途中をバッサリ切って見なかったので、中盤までと最後しか知りません。

9位のガンダムWは、女性票の多いガンダム作品の中で先駆者的な存在ですよね。登場する機体の装甲が敵味方ともに厚く堅く、機体が破壊されるという描写が少なかったような印象を受けたので、私としてはその辺りで物足りなさを感じましたが、OPの曲は大好きでした。

10位は0083 スターダストメモリー。無駄にでかくて壊れやすい大好きなGP03が登場する作品。GP03以外の機体も好きですが、作品の内容的にはちょっと微妙で、三角関係はマクロスでやってくれって感じです。

11位は0080 ポケットの中の戦争。涙なしには見られない良作。OP曲にハマって何度も口ずさんだりしていました。ハイゴッグやケンプファーなど登場する機体も魅力的なものが多いです。ガンダムNT-1(アレックス)も結構好きですが、OVA全6話と短いこともあり、見せ場らしい見せ場が一度もなかったことが残念な点です。

12位は08小隊。友人が好きだったガンダム作品。私はそこまで...といった感じでしたが、こちらもOP曲はかなり気に入っています。

13位はターンエー。前半はガンダムシリーズの中で一番好きな雰囲気と世界観でした。これで格好いいMSとか出てたらもっと上位に食い込んでいたものと思われますが、登場するのはどれもクセのある機体ばかりです。

14位はSEED DESTINY。あれ、主人公って誰だっけ? となってしまう作品。

15位は機動戦士ガンダム めぐり合い宇宙編。かなり前に一度だけ見たような気がしますが...ごめんなさい。覚えてません。

16位はガンダムX。意外と人気なガンダム作品ですが、「月は出ているか?」というセリフしか私は覚えていません。

17位はビルドファイターズ。ガンプラをベースとした作品。バトルは本家作品を上回ることもあって、これはこれでかなり”あり”なアニメでした。

18位はF91。劇場作品1本(2時間弱)で綺麗にまとまっていて、最初から最後まで楽しく見れる良作です。コミックやゲームなどではクロスボーン・ガンダムとしてF91で登場したキャラクターが登場しています。そちらのアニメはありませんが、人気があったので、スパロボやGジェネで登場したことがあり、機体が格好良かったので、なにげに結構使っていました。ちなみに私が投票したのはこのF91です。逆襲のシャアと迷った挙句、あちらはファーストからの流れもあっての集大成的な作品ですが、こちらのF91は単体として評価になるので、作品別ならF91の方がいいかな、と思いました。

19位はVガンダム。機体としてのガンダムは大量生産品の安売りという感じの使われ方でしたが、V2アサルトバスターガンダムは好きです。OP曲や挿入歌も良かったですが、主要なキャラクターが結構な確率でお亡くなりになる作品なので、視聴するなら覚悟がいる作品でもあります。

20位は00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-。ダブルオーは地上波のアニメ放送後に終わったものと思っていたら、いつの間にか劇場アニメとして公開されていた作品です。一回は見たはずですが、正直、どんな内容だったのか思い出せません。ただ、最後はちょっと悲しい内容だったような...。これを機会にもう一回くらい見てみたいと思います。

モビルスーツ[メカ]の投票結果

数ある機体の中で栄えある1位となったのはνガンダム(ニューガンダム)でした。

納得の1位ですが、上位の機体は羽が生えているものばかりですね。さすがの主人公機。私が好きなガンダム試作3号機(デンドロビウム)、サザビー、ジ・Oも100位以内にランクインしていますが、さすがにガーベラ・テトラはいません。

Zガンダムや百式、キュベレイといったZガンダムのMSが10位以内に入っていますが、ジ・Oだけ47位っていうのが納得いかないですねw。たしかに活躍はまったくしなかった機体で、まだメッサーラの方が見せ場があったのですが、ジ・Oのずんぐりむっくりなハリボテ感がたまらなく好みです。

F91は作品では18位でしたがMS単体なら9位と上位にいます。たしかにF91は格好いいですよね。ただ、作品ももっと上位にいっていいと思います。

キャラクターの投票結果

キャラクターのランキングは総合ランキングならシャアとアムロのワンツーですが、作品別ランキングではオルフェンズのオルガ・イツカが1位です。

正直なところMSに乗ってすらいないオルガ・イツカの人気ぶりがよく分かりませんが、それ以上に、00(ダブルオー)のグラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)が5位にいるのが不思議です。どんなキャラクターだったかまったく記憶にないのですが...

ちなみに私はかなり迷いましたが、バーニィに一票入れときました。

ガンダムソングスの投票結果

ガンダムソングスの1位はZガンダム後期OPの「水の星へ愛をこめて」。個人的には前期OPの「Z・刻をこえて」の方が好きでそちらに投票しましたが、「水の星より愛をこめて」も同じくらい好きなので、この順位に不満はありません。

3位のF91「ETERNAL WIND」や5位の08MS小隊「嵐の中で輝いて」も好きです。7位のガンダムW「JUST COMMUNICATION」はすっかり忘れていましたが、当時はハマって繰り返し何度も口ずさんでいたのをこのランキングを見て思い出しました。

公開されているランキングの40位以内に入っていませんが、0080ポケットの中の戦争の「いつか空に届いて」は30位以内に入ってもいいと思う良曲です。

Vガンダムのラストでかかった39位の「いくつもの愛をかさねて」も当時はよく聞いたので、こういうので目にすると久しぶりに聴きたくなります。

最後に

予想外の結果がないこともないですが、 昨年放送されたアニメトップ100に比べたら作品数が少ないので、その分、今回は順位に意外性が少なかったように感じます。

作品、MS、キャラクター、曲、そのすべてに渡って、ファーストとZガンダムの人気は根強いものがあり、他の作品がそこへ割って入れるか、という状況が今後も続きそうですね。

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