WiMAX2+用ルーターの比較とWiMAX2+を自宅回線として利用する際の注意点
GMOのWiMAX2+サービスを利用することにしましたが、いくつかあるルーターを選ぶ際に注意が必要だと思ったので、WiMAX2+を自宅で利用する際の注意点と合わせてメモとして残しておきます。
目次
- 購入可能なルーターの種類
- 選択できるプランについて
- WiMAX2+ルーターを自宅回線として利用する際の注意点
購入可能なルーターの種類
2018年2月現在、購入できる主なルーターはW05、WX04、W04、WX03、L01/L01s です。
スペックは以下のとおり。
W05 | WX04 | W04 | WX03 | L01/L01s | |
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対応ネットワーク | WiMAX 2+ au 4G LTE |
WiMAX 2+ au 4G LTE |
WiMAX 2+ au 4G LTE |
WiMAX 2+ | WiMAX 2+ au 4G LTE |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz対応) ※L01/L01sのみ2.4GHz/5GHzの同時利用が可能。 |
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有線LAN | -- | -- | -- | -- | 1000Base-T 100Base-TX 10Base-T (2ポート) |
連続通信時間 | 約9時間 | 約13時間 | 約10時間 | 約12.0時間 | -- |
重量 | 約131g | 約128g | 約140g | 約110g | L01 約493g L01s 約450g |
サイズ | W130mm H55mm D12.6mm |
W111mm H62mm D13.3mm |
W130mm H53mm D14.2mm |
W99mm H62mm D13.2mm |
W93mm H180mm D93mm |
上記の内、WX03のみ「au 4G LTE」に対応していません。
基本的にモバイル用のルーターでは2.4GHz、5GHzのWi-Fi同時利用はできません。
L01/L01sのみホーム用のルーターなのでバッテリー非搭載です。L01sの方が新しい端末でL01と何が違うのかと思ったら、重さと使えるSIMカードのサイズがMicro(L01)からNano(L01s)になっただけのようです。
選択できるプランについて
WX03はau 4G LTEに対応していないので、UQ Flatツープラスギガ放題(3年)を選択できませんが、その他は基本的にどのルーターも変わりません。
ただ、理由は分かりませんが、WX04のみ本家以外だとUQ Flatツープラスギガ放題(2年)が選択できません。3年縛りのプランを普及しようとしたためでしょうか。しかし、W05については本家以外でもUQ Flatツープラスギガ放題(2年)が選択できるので、正直よく分かりません。
UQ Flatツープラスギガ放題(3年)プランを選ぶ際の注意点としては、LTEオプション1,005円/月が無料になるけど、ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限対象となるという点で、以前は書いてませんでしたが、今は本家サイトに結構大きな文字で注意書きされています。
公式的には3年プランを推奨しているようですが、個人的にはギガ放題の2年プランがいいと思います。
キャッシュバックやその他の特典でその方がいいという面もあるのですが、私の理由は2年単位で端末を買い替えたい、というシンプルなものです。
また、端末の使い方によっては下記のようにバッテリーが膨張するなんてこともあります。
上記の写真は私が以前使っていたWX02です。
おそらく夏場の熱い時期に酷使してしまったのが原因だと思いますが、なんか膨らんでない?と気づいたのはしばらくした後でした。
バッテリーの膨張に気づいてしまった以降、この端末を持ち運びするのは怖かったので、自宅専用になりました。
と、そういったこともあるので、個人的には端末の買い替え時期が短い2年プランの方がいいと思います。
WiMAX2+ルーターを自宅回線として利用する際の注意点
WiMAX2+ルーターを自宅で利用する際の注意点としては、以下のものが挙げられます。
- モバイル用のルーターでは有線LANがない
- モバイル用のルーターでは2.4GHz、5GHzのWi-Fi同時利用ができない
ホームルーターのL01やL01sならば問題ありませんが、モバイル用のルーターの場合、そのままでは有線LAN用のポートがありません。
今どきはほとんどが無線に対応しているので使う機会はなかなかありませんが、私の場合、稀にあります。また、モバイル用のルーターの場合、2.4GHz、5GHzのWi-Fi同時利用ができないので、速度が速い5GHzの規格を導入しようとしても、2.4GHzのみに対応していない端末や機器があると、わざわざ手動で切り替えないといけなくなるので、非常に使い勝手が悪いです。
よって、WiMAX2+モバイルルーターを自宅で利用する際は別売りのクレードルを一緒に購入しましょう。(だいたい3,000円前後)
クレードルから使える有線LANは1ポートのみですが、そこに別途購入したホームルーターを接続してそちらのホームルーターに端末や機器を繋いでおけば、モバイルルーターを変えた場合でも、設定をし直す必要がないので楽です。
また、「モバイルルーター」単体よりも「モバイルルーター + ホームルーター」という構成の方が回線の接続が安定していたので、そういった意味でも別途ホームルーターを購入してアクセスポイントとして利用することをオススメします。
あとは、前述したとおり、環境によってはバッテリーが膨張するなんてこともあるので、できるだけ熱が籠らない涼しい場所にルーターを設置しましょう。