京都アニメーションが制作する2018年一押しのアニメ「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」
毎年数多く放送されるアニメ作品ですが、2018年の年明け早々、京都アニメーションが制作するアニメ「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」が満を持して放送されています。
すでに第1話を見た方も多いと思いますが、1話を見た私の感想としては、京都アニメーションの力の入りようが尋常じゃない、というものでした。
目次
- 原作について
- ストーリーと作画について
- 最後に
原作について
「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」というタイトルに聞き覚えがなかったのでアニメオリジナルかと思いきや、京都アニメーション大賞の第5回にして初めて大賞を受賞した作品のようで、KAエスマ文庫という京都アニメーション自身が発行するレーベルでライトノベルが発刊されています。
巻数は少なく、上下巻の2冊だけです。
ストーリーと作画について
四年間にわたる大戦が終わったテルシス大陸。戦場で「武器」と呼ばれていた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、自動手記人形としてCH郵便社で働きはじめる。キャッチコピーは「想いを綴る、愛を知るために。」(Wikipediaより)
なんでしょう。こういったらなんですが、このストーリーだけ聞いたらこれまでの京アニらしくない内容となっています。
これまでの京都アニメーションが作成した主なアニメは以下の通りですが、
- 涼宮ハルヒの憂鬱
- フルメタル・パニック
- らき☆すた
- CLANNAD
- けいおん!
- 日常
- 氷菓
- 中二病でも恋がしたい!
- たまこまーけっと
- 境界の彼方
- 甘城ブリリアントパーク
- 響け!ユーフォニアム
- 無彩限のファントム・ワールド
- 小林さんちのメイドラゴン
ヴァイオレット・エヴァーガーデンはこれらのどの作品とも違うまったく別の空気感があります。
私がヴァイオレット・エヴァーガーデンのアニメ1話の視聴時に真っ先に思ったのは、『京アニっぽくない内容だなぁ』というもので、真面目に戦場のシーンを京アニ作品で見たのは初めてな気がします。(フルメタル・パニックにも戦場のシーンはありますが、あくまでもラノベっぽいものなので、それとは別)
今までの京アニ作品には好きな作品が多々ありますが、どの作品も、良くも悪くも京アニっぽさが残るものでした(おそらくキャラクターの特徴的な問題かと)。しかし、今回のヴァイオレット・エヴァーガーデンを見た限りでは、その京アニっぽさは感じません。あるのは京アニだからこその技術力だけです。
その技術力が、京都アニメーション大賞初の大賞受賞作である本作品のアニメ化だからなのかもしれませんが、このアニメにすべて注がれている気がします。
半年くらい前だったでしょうか。ヴァイオレット・エヴァーガーデンのCMが放映された際には、その素晴らしさに、作画の暴力とまで言われていましたが、それは健在で、今期放映中のアニメ作品の中ではおそらくこのヴァイオレット・エヴァーガーデンの作画はダントツでNo.1です。
最後に
もしかしたら年明け早々に2018年の覇権アニメが登場してしまうかもしれない。それがこの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」という作品です。
もちろん、まだ1話だけしか放送されていないので今後の展開次第ではあるのですが、その展開が非常に楽しみな作品であることに間違いはありません。
アニメ好きはもちろんですが、そうじゃない方も一度は見なきゃ昨今のアニメ事情は語れない。そんな作品になりそうな雰囲気をビンビンに感じますし、制作会社である京都アニメーションにとってもこれまでとは違った作品を世に送り出す転換期となりそうです。