2021.4.28

N-VANで高速道路を使って長距離移動 ホンダセンシング(ACC、LKAS)の使用感や燃費など

N-VANには安全運転支援システム(ホンダセンシング)が標準で搭載されていますが、その中の機能にACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や、LKAS(車線維持支援システム)といったものがあります。

ACCやLKASは、これまで試しに何度か使ってみたレベルでしたが、神奈川から大分まで車で長距離移動した際に本格的に使ってみたので、使用感や高速道路の走行時の燃費などについて紹介します。

目次

  • ACCについて
  • LKASについて
  • ACC、LKASの使用感
  • 高速道路走行時の燃費
  • 最後に

ACCについて

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は車に搭載されたセンサーで先行車との車間距離を測定して、設定した速度や車間距離を維持して、自動で加減速を行ってくれるシステムです。

高速道路では、先行車との車間距離を常に意識して走行しなければいけませんが、ACCを利用することで、その負担が軽減されます。

LKASについて

LKAS(車線維持支援システム)は、ステアリングの操作を自動で行い、車線の中央付近を維持することによって、ドライバーの負担を軽減する機能です。

高速道路では、ちょっと目を離しただけで車線を逸脱して、ヒヤっっとすることがよくあるので、そういったことを減らすことができます。

ステアリングの自動操作は緩いカーブならこちらが操作しなくても曲がってくれますが、あくまで支援してくれている、というレベルになります。手放しで運転できるわけではないので、その点には注意。

ACC、LKASの使用感

ACC、LKASを実際に高速道路の長距離移動で使用してみた感想ですが、一言で言うと「非常に楽」です。

神奈川から大分までは、時速80~90kmで走行したとして12時間以上の時間がかかりますが、このACC、LKASの機能を使って移動してみたところ、走行中、眠くなることはありましたが、運転がしんどくなる、といったことはありませんでした。

合流やジャンクションでの分岐といった箇所で、マニュアル操作に切り替える必要はありますが、それ以外ではハンドルに手を添えている、という状態になり、水分補給でペットボトルを手に取ったり、眠くなったのでガムを取り出したり、といったことも、LKASをONにしておけば、運転がふらつくこともありません。

逆にやることがそこまでなく、暇で眠気が襲ってくることがあったので、走行中は音楽を流すなどして、眠気を取り除くことが重要です。

新東名の一部区間で最高速度が「120km/h」となったので、ACCの設定速度をそこまで速度を上げてみようと思いましたが、N-VANのACCで設定可能な速度は115km/hまでだったので(N-BOXと同じ)、新東名ではACCをONにして走行すると、他の一般車にどんどん追い抜かされていきます。

ただ、速度を上げれば上げるほど燃費は悪くなり、走行中も神経をすり減らさられるので、長距離の移動の場合、80~90kmでゆっくり走った方が良いです

高速道路走行時の燃費

ホンダセンシングのACC、LKASを使用して高速道路を走行した際の燃費は、時速80~100kmの速度で「20km/L」前後でした。

N-VAN(2WD)の燃料タンク容量が27Lなので、20km × 27Lで航続距離は540km走れることになります。

実際には走り方や環境(路面の状況や風など)で燃費は変わり、早めの給油を行うので、だいたい350kmが給油の目安。今回の神奈川から大分までの行程は合計1000km近くありましたが、道中、給油は2回で済みました。

最後に

高速道路を使った車での移動は、飛行機や船で行くよりも時間がかかり、費用も高くなりますが、ホンダセンシング(ACC、LKAS)のおかげで思ったよりも楽に移動することができました。

疲れたらサービスエリアで仮眠を取ることもできるので、意外とこの方法での移動はありだと思います。

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