SSD換装時のクローンソフトについて
最近、PCゲームをプレイする機会が多くなっているのですが、PCの購入時はSSDの容量は512GBもあれば十分だと思っていたのに、プレイしているゲームのバージョンアップが度々行われた結果、残りのストレージ容量が100GBを切るようになりました。
今のペースで減っていくと、数ヶ月で容量が足りなくなると思い、2TBのM.2 SSDを新しく購入したのですが、SSDを換装する際、昔はフリーソフトでタダで出来ていたクローンが出来なくなっていることに気づいたので、その時に調べておいたことをメモしておきます。
目次
- 基本的にフリーソフトでは無料でクローンできない
- CloneZillaとGPartedという選択肢もあるが...
- HD革命/CopyDrive Lite
- HD革命/CopyDrive
- SSD付属のソフト(Acronis True Image)を利用
基本的にフリーソフトでは無料でクローンできない
以前はフリーソフトを使って無料でクローンできていたので、今回もその認識でやろうとしましたが、基本的にフリーソフトの無料で使える機能制限版では、クローンができなくなっています。
試してみたフリーソフトは以下の通り。
- 4DDiG Partition Manager
- AOMEI Backupper Standard
- EaseUS Partition Master Free
- EaseUS Todo Backup Free
- MiniTool ShadowMaker Free
「SSD クローン フリーソフト」で検索すると、だいたい上記のフリーソフトが検索上位にくるので、これらを使えばできると思いがちですが、上記のフリーソフトはあくまで機能制限版が無料で使えるだけで、ディスクのクローンは有料となっています。
どのソフトも足並みを揃えたように、クローン機能を使おうとすると最後のステップで有料版の案内がでてきて、しかも大体が月額5,000円前後と結構な値段。業者とかならまだしも、さすがに個人で1回きりのクローンで払える金額ではありません。
さらにどのフリーソフトも月額ライセンスでは、自動で更新され、調べた限りでは、解約するためにはサポートへの連絡が必要なようです。最近、サブスクリプションタイプの契約は解約のしやすさまで調べるのですが、どのサイトも解約の手順について詳細に記載しているページが見つからず、分かりにくかったので、この点においては、個人的に契約はあり得ないレベルでした。
だったら永続ライセンスはどうか、となるのですが、当然、月額ライセンスよりも高いので、こちらもあり得ません。
有料であることに文句はないのですが、フリーソフトであることを偽っている点については、ちょっといい感情は持てないですね。今回、調査する上でめちゃくちゃ時間がかかったので、その時間を返してほしいです。
また、過去のフリーソフトをダウンロードできるサイトに、無料でクローンできるものもあるらしいですが、良くわからないサイトからダウンロードしたものをインストールするにはウイルスの危険性もあるので、そこは自己責任になります。
CloneZillaとGPartedという選択肢もあるが...
上記の無料でクローンできないフリーソフトとは違い、CloneZillaというフリーソフトは完全無料でできるようです。
実際には試していないのですが、調べた限りでは、外付けのUSBメモリが必要だったり、CloneZillaだけでは、同容量のストレージしか対応しておらず、クローン後のパーティションの拡張で、GPartedという別のソフトも必要だったりと、結構な手間がかかる上、作業レベルとしては難易度は高めでした。
やろうと思えばできそうでしたが、こちらは最後の手段という感じです。
HD革命/CopyDrive Lite
USB接続の外付けケースに繋いだストレージに対して、クローンを行う場合、HD革命/CopyDrive Liteという選択肢があります。
HD革命/CopyDrive Liteはロジテックやエレコムなどの外付けケースに付属されているソフトで、ソフトをダウンロードするには、ケースのシリアル番号などが必要なようです。
Lite版とあるように本来の機能が制限されたものになりますが、クローンには対応しています。
クローンを行うに当たって外付けケースが必要なら、こちらが有力な選択肢になると思います。
HD革命/CopyDrive
SSD付属のソフト(Acronis True Image)を利用
購入したSSDを利用することが前提になりますが、SSD自体に無料のソフトが付属している場合があります。
実は、HD革命/CopyDriveを購入した後に、購入していたSSDにAcronis True Imageというソフトが付属していることに気づいて、こちらのソフトからクローンすることが可能でした。
正直、今までの苦労と費用はなんだったのか...、と嘆いてしまったのですが、気づくのに遅れたのにはわけがあり、今回、購入したSSDのパッケージにはなんの記載もなく、Amazonの商品ページにのみ、その記載があったからです。
商品ページ記載の内容
購入した後に商品ページってあまり見ないですよね。しかも、クローンはフリーソフトでできると思い込んでいたので、ソフトが付いてくるとかまで見ていませんでした。
私と同じ目に合わないためにも、これからSSDを購入してクローンを考えているなら、ソフト付きのSSDという選択肢があることを覚えていたほうがいいです。