2024.1.7

引っ越し時の軽自動車の住所変更手続き(ナンバー変更、保管場所届出)について

最近、神奈川県から広島県に引っ越したのですが、その際に変更が必要なのかどうか、よく分からなかったのが、自動車関連の住所変更手続きです。

普通の自動車と軽自動車で対応が異なるなど、慣れていないと分からないことが多かったので、メモとして残しておきます。

目次

  • 住所変更で必要な手続き
  • ナンバーの変更(または車検証の住所変更)
  • 保管場所の届出
  • 自賠責・任意保険のナンバー、住所の変更
  • 最後に

住所変更で必要な手続き

引っ越し時に軽自動車を保有している場合、引っ越した先にもよりますが、以下の手続きが必要です。

  • ナンバーの変更(または車検証の住所変更)
  • 保管場所の届出(必要な市区町村のみ)
  • 自賠責・任意保険のナンバー、住所の変更

ナンバーの変更(または車検証の住所変更)

引っ越し前と後で、管轄の「運輸支局又は自動車検査登録事務所」が同じ場合、車検証の住所変更のみ必要で、異なる場合は、ナンバーからの変更が必要になります。

今回、神奈川県から広島県への引っ越しなので、ナンバーから変更する必要があったのですが、分かりずらかったのは、普通自動車はOSS経由で申請すれば、次回の車検までナンバー変更を猶予する特例があるのに対して、軽自動車の場合は、それがなく、ネットで調べると、普通自動車と軽自動車で手続きが異なる旨を明記している記事があまりなかったことです。

車に詳しいわけでもなんでもないので、これまで知る由もありませんでしたが、普通自動車と軽自動車は、別物として扱われていることを今回のことで初めて知りました。

軽自動車のナンバー変更はオンラインで済ますことができないので(普通自動車の場合はOSS経由でオンラインで変更できそう)、管轄の軽自動車検査協会に赴く必要があり、そこで、引っ越してから15日以内に変更の手続きを行います。

必要なものは以前のナンバープレートと車検証、それに住民票の3つで、ナンバーの交換費用は1,500円前後。希望のナンバーがある場合は、数日前にオンラインで予約しておく必要があります。

実際に軽自動車検査協会に行ってナンバーの変更手続きをしてみましたが、手続き自体は、係の人が丁寧に案内してくれて、基本的には以前の車検証の内容を写すだけだったので、とくに戸惑うこともなく、30分ちょっとくらいで終わりました。

変更の手続きは15日以内と定められているようですが、実際は15日を過ぎてもいいようで、引っ越しが落ち着いた1ヶ月後に行っても、とくになにも言われませんでした。

また、引っ越し前にお世話になっていた車屋によると、引っ越した後もナンバーを変更せずに乗り続けても問題ないようで、そういう人は沢山いるとのこと。ただし、軽自動車税の納付書の送付先を事前に変更しておく必要はあるとのことでした。

納付書の送付先の変更で注意しておく点としては、自動車税は都道府県税であるのに対して、軽自動車税は市区町村税という点で、引っ越し前は神奈川県の海老名市に住んでいて、自動車税であれば神奈川県のサイトからオンラインで送付先の変更を申請することができますが、軽自動車税の場合、海老名市に申請する必要があり、調べると、海老名市ではオンラインでの申請はできないようで、直接、市役所に訪れて、手続きする必要がありました。

これを知ったのが引っ越した後で、さすがにその手続きをするためだけに、以前の住所に戻るのは距離的に難しかったです。

ちなみに軽自動車税の納付書の送付先変更を県のサイトから変更できるものと思って、この時は知らずに申請していたのですが、数日後に申請した情報では処理できないという返信があり、処理できない理由などは明記されていなかったのですが、後で自分で調べて、そもそも軽自動車税の納付先が都道府県ではなく、市区町村だから、ということが分かった感じになります。

この手の情報を調べて思ったのは、わざとか、と思うくらい、(普通の)自動車と、軽自動車の情報が区別されておらず、私のような初心者には分かりにくく感じました。

なにか理由があるのか、と勘ぐってしまいますが、この辺りの分かりにくさも、昨今の車離れに繋がっていそうです。

保管場所の届出

ナンバーの変更(車検証の住所変更)以外に、引っ越し先の住所によっては、軽自動車であっても、保管場所の届出(車庫証明)が必要になります。

軽自動車の保管場所届出が必要な地域は、調べるとすぐに出てきますが、基本的には人口が多い市区町村が対象のようです。

届出先は車庫の所在地を管轄する警察署になります。

この届出には、賃貸であれば、管理会社が発行する車庫証明が必要なので、事前に管理会社に依頼しておく必要があります。届け出時に必要な書類としては、それくらいですが、車検証に記載されている情報が必要になるので、それも一緒に持っていった方がいいです。

なお、この保管場所の届出も車検証の住所変更同様に、引っ越してから15日以内に行わなければならないようですが、1ヶ月後にやってもとくに何も言われなかったので、引っ越しが落ち着いてからでいいと思います。

警察署で保管場所の届け出を行って、その翌日以降に、保管場所標章が交付されるので、再度、警察署に赴く必要がある点は注意。翌日は標章を受け取るだけなのですぐに終わるのですが、すぐ終わるからこそ、届け出後すぐに交付してほしいと思ったのは、きっと私だけではないはず。

2度も警察署に足を運ぶのは、手間ですね。せめてオンラインで申請できるようにしてほしいものです。というか、運転免許証の住所変更でも警察署を訪れているので、どうにかまとめて処理できないものでしょうか。

ちなみに交付された標章は、自動車のリアウインドウの外から見える位置に貼らないといけません。ただ、周辺で実際に貼られている車両を探しましたが、一台もありませんでした。

引っ越し前も届け出が必要な地域に住んでいたことを思い出して、以前のものが貼られていたのかと探しましたが、貼られていません。もしやと思い、車検証入れを確認すると、そこに標章が格納されたままでした。4年間くらいそのままで、これまでに一度も指摘されたことはありません。貼らなくても罰則はないようなので、そういうことだと思います。

自賠責・任意保険のナンバー、住所の変更

上記以外に忘れてはいけないのは保険関係の変更です。

こちらは基本的にオンラインや郵送で変更できるので、契約している保険会社のサイトなどを確認して変更すればOKです。

自賠責保険については、とくに法律上の定めはなく、住所変更しなくても保険は受けられるようですが、なにかあった際に手間がかかるので、可能なら変更しておいた方がいい、といったレベルみたいです。

最後に

今回、軽自動車の保有後、初めての引っ越しだったこともあって、色々と調べるのに時間がかかりましたが、無事に上記の手続きを終えることができました。

私と同様に、引っ越し時の手続きが分からない方も多いと思いますので、参考になればと思います。

とくにナンバーの変更や保管場所の届出について、引っ越してから15日以内に行うのは、引っ越しでバタバタしている中、なかなか難しいので、落ち着いてからでいいのであれば、少しは気が楽になるかと思います。

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